2013年10月2日水曜日

第18回 広島老年脳神経外科研究会

 
第18回 広島老年脳神経外科研究会
 9月27日に広島大学医学部保健学科棟にて開催されました。
 
発表は各10分とやや長めでしたが、どの演題も充実した内容でした。特別講演の井上教授や座長の黒木先生のコメントで、以前は老年と言えば65歳以上でしたが、近頃は80歳以上あるいは85歳以上を超高齢者という時代になったんですねという趣旨の言葉が何度も出てきており、時代の変遷と日本の高齢化の急速な進行をよく表しているなと実感しました。頚部内頚動脈狭窄症の治療では、85歳以上では平均年齢との兼ね合いもありあまりoutcomeはよくないという結果でした。また、80歳以上でも見た目の年齢が若ければ治療は有効であるとのことで、見た目の年齢も大事だと思いました。井上教授はこれまでのご自身のCEAやCASの治療成績をまとめられて提示されていましたが、自分の手術や治療の成績をきちんとまとめることは重要であると思いました。
 脳神経外科   三好 浩之
 

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