2013年10月3日木曜日

第105回広島がん治療研究会

9月29日 広島大学医学部広仁会館にて行われ、下記の演題にて発表しました。

演題:脳梁に発生した胚細胞腫の1例
胚細胞性腫瘍は通常神経下垂体部や松果体部などに好発しますが、その他の部位では稀で、小児、特に日本をはじめとするアジア人に多い脳腫瘍です。今回経験したのは、脳梁という非常に稀な発生を示した1例で、過去の報告では胚細胞性腫瘍の0.7%しかみられないものです。発表の趣旨は、若年男性で非定型的な画像の場合、胚細胞性腫瘍を鑑別として考えることが必要だということなのですが、聴衆の大部分である脳外科以外の先生にはあまりなじみのない内容であったかもしれません。
 座長を当科の溝上先生がしてくださり、フロアからは広島大学がん化学療法科の杉山一彦教授から放射線照射範囲の重要性についての教育的なコメントを頂きました。

脳神経外科 迫口 哲彦

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